No.2 スキーはなぜ曲がるのか?

##「スキーはなぜ曲がるのか?」根源的な疑問に応える形で新日本スキー連

##盟(笑)が解説します(^_^)v

 

スキーはなぜ曲がるのか。一言で言えば「迎え角があるから」。

 

迎え角が、雪面からのターン力(進行方向横向きの力)を生みます。

なおここでターンとは「板の軌道が曲がる(公転)と共に、板の向きも軌道にあわせて変化(自転)する」こととします。

 

真っ直ぐな板で迎え角がなければ、何をやっても(重心を移動しても傾いても)曲がりませんし、倒れるだけです。

なお、真っ直ぐな板だと板の前後で迎え角は一定ですが、サイドカーブがある板やロッカー板などだと「板の前のほうと後ろのほうでは迎え角が変る」言い換えると「板のどこかの部分では」、必ず迎え角が生ます。迎え角を制御する方法としては、単に板を回すだけでなく、傾けること(サイドカーブによるしなり)や、板を踏むこと(たわませる)などもあります。さまざまな方法で「迎え角を作る」から「板は進行方向横向きの力を得て」ターンします。

 

ところで真っ直ぐな板あるいはサイドカーブやしなりの効果が小さい場合「迎え角が生む雪面からの力」の進行方向垂直成分のために板の向きが変らずに進行方向のみ変化すると、結果として迎え角が小さくなります。

稲妻ターン(稲妻プルーク・稲妻ボーゲン)のような状態と言えば分かりやすいでしょうか。

軌道はジグザクになりますが、自転が起こらないため、ここで定義した「ターン」にはなりません。板の向きも軌道にあわせて変る普通の「ターン」になるためには、ターン中「適切な迎え角を維持し続ける(ターン力を維持し続ける)」必要があります。

ほぼ一定の迎え角を維持し続けるように制御するためには、板にトルクを掛ける必要があります。このトルクもスキーの前方部分と後方部分の迎え角の違いなどにより生じる分もありますが、制御するためには、人が板に必要なだけトルクを与えることが大切です。

 

以上の仕組みで「スキー板は」ターンします。

 

ところでもし静止した板の上に立つのと同じ姿勢でターンする板に乗っていたら、板だけターンするから人は転びます。だから、転ばないようにバランスをとる必要があります。常に「曲がりたい方向の内側に重心を移動」しないところびますから、結局そういう運動が必要になります。また、荷重点と重心の位置関係を変えるのは比較的大きな部位の移動になり、時間が掛かりますから、実際の運動としては、結果を予見して時間的に先に開始する意識が必要と思います。

 

以上をまとめると、

1) 迎え角を作り維持すれば、スキー板は曲がる

2) その際倒れないようにバランスをキープする(内側に傾く)ことが必要。

3) ターンに入るときには、迎え角の交換と同期した角付けの交換と重心位置の移動を行う

となります。

なお、重心位置の移動は大きな動きなので、仕掛けは早めに。